tokudablog.: 親父の命日

2004年08月17日

今日8月17日は親父の命日。
95年に亡くなってるので、もう９年も経ちます。昨日のことのようです。

当時、父は肺癌であと何ヶ月の命、という中で母と自宅で過ごしていました。
やせ細ってほとんど寝たきりの状態ではいたけれど、お風呂とかも自分ひとりで入れるしひとりでゆっくりと歩いたりもできる状態でした。

私自身は仕事の関係で群馬の高崎でひとり暮らしをしていましたが、会社のお盆休みで16日までの休みを自宅で過ごしていました。

17日からは仕事のため、高崎に戻ろうと玄関へ向かうとちょうど父がお風呂に入るところでした。父に「また来るね」と挨拶し、父は目をあわせずに「うん」。
16日午後10時でした。

そして私は高崎へ車で戻り、翌日からの仕事のために就寝。

翌日17日朝、会社に行くために朝起きると、藤沢にいる姉から電話がありました。
「お父さんが死んじゃった」
泣きじゃくりながら電話がありました。

父は午前２時頃、亡くなっていたそうです。
父がお風呂に入るところから、わずか４時間後。信じられませんでした。
残された時間は長くはないと覚悟していましたが、ちょっと前まで言葉を交わしていたので、本当に突然でした。

信じられない気持ちのままあわてて再び自宅に戻ると父が布団の上で息もせず、少しも動いてない。
「人って死ぬんだな」
この時はじめて強く思いました。

母は朝、父がまだ寝ていると思っていていつものようにまずご飯の支度をすませ、用意ができたところで父を起こそうとしたところ、そこではじめて亡くなっていることに気がついたそうです。
その時の母の心境を考えただけで、胸が痛みます。

父をけむたがり、反抗ばっかりして、酒も一度も一緒に飲んだことなかった自分。
自分が父親になってから、父親の気持ちがわかり、後悔していることがたくさんあります。
自分も歳をとって、父だったらどう思うだろうかとか、相談したいようなことがあるんだけど、そういう頼れる存在がいないのが辛いです。

今日、横須賀へ母とお墓参りに行ってきます。
お父さんの好きなたばこ、持って行くね。
CASTER MILDのデザインもかわっちゃったけど、味はかわってないと思うから。

えーん（泣いてる）

投稿者 tokuda : 2004年08月17日 02:00